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Blog / 外資系企業日本オフィスの採用に対する本社の関与度 – グローバル人材プロデューサー鈴木美加子のコラムVol.20
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もくじ

外資系企業日本オフィスの採用に対する本社の関与度 – グローバル人材プロデューサー鈴木美加子のコラムVol.20

元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。本日のテーマは、外資系企業日本オフィスの採用に対する本社の関与度です。 


外資に初めて転職するにあたり、本社が採用のプロセスにどう関わるのか知りたい人も多いでしょう。まずは階層別に本社もしくはアジア・パシフィック本部が、海外法人の中途採用にどう関与するかを説明します 


社長 : 100%本社が面接して採用します。 


執行役員・本部長 : 日本法人での面接が終わったら、本社またはアジア・パシフィック本部との最終面接になります。 


執行役員・本部長の直属の部下 : 日本法人がアジア・パシフィック本部にレポートしているのであれば、アジア・パシフィック本部と最終面接になる可能性が高いです。会社の規模、部署によっては本社との面接もありえます 


上記以外のポジション : 通常は日本法人の裁量で採用プロセスが進みます。例外は、日本に進出したてなどの理由で日本法人に人事がいない場合、最初から海外の人事が採用を担当することになりますが、トラブルが発生する可能性ありなので注意してください 


外資の転職に慣れている人材は、オファーレターの項目で気をつけなければいけない点(試用期間の長さなど)を理解しているので安心です。しかし初めての転職の場合は、日本の労働基準法・慣行を知らない海外の人事が作成した、書類・採用プロセスにおかしいところが無いかどうか判断できないので、注意が必要です。 

これまで私が相談を受けた中では、「オファーレターに試用期間が入っていないことに気がつかないで入社してしまい、スタートしたら6ヶ月と言われた」などが極端な例です。日本で外資の試用期間は2か月のところが多く、6か月はかなり長い方なので、気がつかなかったのは残念でした。初めての転職で、海外人事が採用を行っている企業に応募する場合は、外資の経験がある人に相談するようにしたようが無難です。 


本社やアジア・パシフィック本部と面接の際に注意する3つのこと 


本社やアジア・パシフィック本部と面接をするにあたっては、下記の3を注意してください。 


1. 緊張して英語力を自ら下げない 

英語での面接は慣れないとプレッシャーが高いです。面接中に英語にとらわれすぎると、面接官とのアイコンタクトがほとんど持てず始終天井を見ていたり、”sorryが頻繁に出たり、英語慣れしていないことがわかったりします。また緊張すると会話力はどうしても下がるので、なるべくリラックスして英語での面接に望みたいです。 


そのためには、想定問答を考えてみることが役に立ちます。一字一句までシナリオにする必要はないですし、あまり細かく決めると変化球が来た時に対応できないので、例えば”Why would you like to join our company?”と聞かれたら、どのようなことを答えようか2-3理由を考え、口に出して言う練習をすることがお勧めです。転職エージェント、英語ができる友人やキャリア・コンサルタントと練習させてもらうのも有効です。 


2. アサーティブネスは重要 

英語圏では自分に意見があり、それを主張できる力は必須です。面接では謙虚になりすぎるのでなく、「能ある鷹なら爪があることを見せる」ことが大切なのです 

以前、自分の部署でマネジャーとして採用したかった優秀な人材が、アジア・パシフィック本部との面接で落ちてしまいました。理由を問い合わせたら”She is not assertive enough.” と言われてしまいました。日本語での面接では、自分の意見を持っていて、きちんと伝えることができていたので残念でした。面接は一本勝負、その時に実力が出せなければそこまでなので、想定問答を考えるだけでなく、日本人の遠慮「謙虚さ」をなくして臨みましょう 


3. 面接官の視座の高さに合わせる 

アジア・パシフィック本部、本社と面接する場合、先方はそれなりの役職についていますので、質問はマネジメント視点でなされます。つまり、「どうして今転職したいのですか?」というレベルの質問は、日本法人ですでにしているだろうとみなされ聞かれることはありません。 

彼ら/彼女達が聞きたいことは、「この業界の日本市場についてどう思いますか?」「あなたの目に弊社の戦略はどう映っていますか?」「あなたの5年後、10年後のキャリアプランを教えてください」「あなたが弊社に貢献できる最大のポイントは何だと思いますか?」です。 


ビジョン重視で返答するとうまくいきますが、細かいことを答えすぎると「器が小さい」と判断されがちです。海外と面接する時は、先方の部署と役職を確認してどのようなことを聞かれるか想定しましょう。 


外資に転職する時、マネジャー以上のポジションの場合、アジア・パシフィックの本部や本社と最終面接になる可能性が高いです。準備をしてなるべくリラックスして英語での面接に臨む、英語での面接の練習をする、面接官の役職を確認しておくといった3点を抑えてオファーを勝ち取ってください。 

応援してます。 



プロフィール 

Mikako (Micky) Suzuki (鈴木美加子)

株式会社AT Globe 代表取締役社長  


GE、モルガンスタンレーなど外資系日本法人の人事部を転職し、油圧機器メーカー現・Eaton)ではアジアパシフィック本社勤務、日本DHLでは人事本部長を務める。1万人以上を面接した経験を元に、個人向けに キャリア相談を提供している。自身が転職を8回しており、オーストラリアでビザ取得に苦労した体験もあるので、日本国内外、すべての転職相談に対応できるのが強み。


診断ツールLUMINA SPARK & LEADER 認定講

STAR面接技法 認定講師

ホフステード6次元異文化モデル 認定講師

お茶の水女子大学卒業。


著書

2019「やっぱり外資系がいい人の必勝転職AtoZ」(青春出版)

2020年6月「1万人を面接した元・外資系人事部長が教える 英文履歴書の書き方・英語面接の受け方」(日本実業)





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