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Blog / 外国人社員を雇うにあたって注意したいこと – グローバル人材プロデューサー鈴木美加子のコラムVol.37
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もくじ

外国人社員を雇うにあたって注意したいこと – グローバル人材プロデューサー鈴木美加子のコラムVol.37

・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木 美加子です。本日のテーマは、外国人を雇うにあたって注意したいことです。 
 
未だ出口は見えないですが少しずつポスト・コロナの時代に備えることを考えるゆとりが出てきました。今後再び世界はボーダレスになり、少子高齢化で働き手が足りない日本は、以前のように外国人労働者の採用を加速させることになります。本日は日本企業が外国人社員を採用するにあたっての注意点を解説します。 
 
日本企業が外国人社員を採用するにあたって頭に入れておきたい事は、日本で生まれ育っていない彼らに、日本式を強要しても通用しないす。 
 
言うのは簡単ですが、いざ外国人社員を受け入れるとなると、40代半ば以上の管理職が、例えば根回し、飲みニケーション、残業をする人を評価しがちなど、若い日本人にも通用しなくなりつつある日本の慣例を当たり前のように押しつける傾向にあります 
 
外国人に日本式を強要しても、うまくいくはずがありません。もちろん外国である日本で働くことを選んだ彼らは、日本の文化・生習慣・コミニケーションスタイルを謙虚に学び吸収する必要はあります。ただその上でなお、日本式の仕事のやり方はユニークなところが多く、強要しすぎると彼らの退職につながります 
 
らがどういう仕事のやり方に慣れているかと言うと、出身国にもよりますが、成果主義>人間関係の場合が多く、「就社」という概念はなく、あくまでもある会社のあるポジションに就職しているに過ぎません。 
 
例えば私は日本人ですが、外資系の日本法人に通算25年間勤めました。「この会社に一生勤めるかもしれない」と思った事は、ただの1もありません。会社を大事にしているし、退職してからも悪口を言ったりはしませんが、あくまで一時期、自分のキャリア形成のためにある企業で働くことを選んだにすぎません。会社のために尽くすのが当たり前、会社が社員より大事と言う考えが会社サイドもしくは上司にあると感じたら、私は転職したでしょう 外国人労働者の感覚は、かなり私に近いです。 
 
日本式を強要しないと割り切ったら次は外国人採用で成功するにはどうしたら良いかを考える番です。 
 

1. 言葉(日本語)出来ることに惑わされない 

どうしても言語ができるとコミュニケーションが取りやすいので、仕事が出来る」と錯覚する傾向にあります。外資でも同じことが起きることがあり、英語ができる人は仕事が出来るように思われて採用されがちです。日本企業の場合には、日本語が流暢な人をついつい採用したくなりますが大きな採用ミスにつながることもあります。 
 
5年ほど前に、ある業界のNo.1日本企業の依頼で、アジア各国の現地法人にヒアリングをしたことがあります。マレーシア法人のNo.2である男性と英語で話をしていて「No.2にしてはずいぶん器が小さいしビジョンがないな」と感じました。 
 
何の事はない。彼は日本語がペラペラなのです。率直に言うと、採用の段階でこの流暢な日本語に惑わされたと思います。 
 
日本語ができると一緒に働く日本人が楽なのは事実ですが日本語ができる」イコール「仕事もできるではないことを理解して欲しいです。面接の過程で、英語で経験値スキルを確認した方が良いです。万が一社内に適当な人材がいない場合は、外部の手を借りてでもきちんと精査した方が良いです。 

 

2国人を2以上同時に採用する 

ビジネスの大きさにもよりますが、日本企業が初めて外国人社員を採用する時は1人ではなく最低2人採用することを強くお勧めします。最大の理由は、外国人社員が日本式のやり方で感じるストレスを共有できて助け合える仲間を作ることで、簡単に退職することを防ぐためです。 

 
採用された外国人社員の立場に立てば、ほとんどすべての仕事のやり方が母国とは違うはずです。戸惑うこともあるでしょうし、不満に思うこともあるでしょう。もちろん上司や同僚に話せることではありません。また話してみても、上司や同僚が日本式以外を知らないとしたら、彼らのストレスを理解できるかどうかは疑問です。1人で孤立すると退職のリスクが高まるので、これを防ぐ方策です。 
 
日本人側にもメリットはあります。初めて外国人者社員を受け入れる時、日本人から見たら「どうしてこういう考え方をするのだろう」と思うようなことが頻繁に起こります。この個人がおかしいのだろうと片付けがちですが、相手が複数の場合は、簡単におかしいとは片付けられないので、社内挙げて多様性の理解を深めるためにも最初から複数の外国人社員を採用することが望ましいのです。 
 

3. ビザのプロセスに時間がかかる 

どの国でも、外国人の採用には就労ビザが必要で、手続きのプロセスにはそれなりの時間がかかります。今すぐ採用できないと困るという切羽詰まった状態で外国人社員を採用するのは、物理的に無理があります早めに計画をして、準備を進めるようにしてください。 
 
少子高齢化が進む日本が外国人を採用するのは当たり前の時代が、もう目前まで迫っています。多様性を理解し、日本式を唯一のやり方と思い込まず、彼らとうまく協働出来るように最低限の妥協をしながら、外国人採用に臨んでください。