
山田コンサルティンググループ株式会社は、独立系総合コンサルティングファームとして、1989年に設立されました。中堅・中小企業から大企業までを対象に、経営支援・事業再生・M&A・事業承継・組織人事などの多岐にわたる経営課題に対し、会計・税務の専門家を含むプロフェッショナルが連携し、ワンストップで支援を行っています。
また、日系企業の海外ビジネス支援も強みであり、クライアント企業の国内外の拠点を含む、グループ全体の事業計画の策定、進出戦略の立案、現地法人の課題解決、クロスボーダーM&Aなど、海外事業の発展に向けた経営課題に日本と現地双方から向き合っています。
今回は、執行役員兼海外事業本部長の船山様に、同社海外事業本部の事業内容や強み、そしてクライアントから選ばれ続けている理由についてお話を伺いました。

日本発の企業を、戦略と実行の両面から世界へ導く
RGF:まずは、船山様のこれまでのご経歴についてお聞かせください。
私は2006年に新卒で入社しました。きっかけは、在籍していた大学での企業説明会です。当時は100人ほどの規模の会社だったのですが、中堅・中小企業向けに会社に深く入り込むコンサルティングを行っている点や、若手のうちから大きな仕事を任せてもらえる環境に魅力を感じ、入社しました。
入社後は、税務・会計・事業再生など、中堅・中小企業向けの国内案件を中心に担当しました。入社2年目には事業承継ファンドを社内で立ち上げ、当時は社長・専務・私という少人数体制で運営をしていました。4年目ごろからは銀行経由のプロジェクトを中心に、M&A、事業再生、事業承継、コンサルティングと、領域を問わず幅広く対応するようになりました。その中の一つに海外事業も含まれていたことが、私が海外事業に関わるようになった最初のきっかけです。
RGF:現在の海外事業本部の業務内容について教えてください。
大きく4つの事業を展開しています。1つ目はクロスボーダーM&Aです。日本企業によるインアウト(海外企業の買収)支援を起点に、国や地域を問わず幅広く対応しています。当社は各国の拠点にM&A担当者を配置しており、近年はアジアのローカル企業を対象としたセルサイド案件も増えています。
2つ目は海外戦略コンサルティングです。企業の海外における事業拡大に向けて、「どのような戦略で事業を展開するべきか」「どの会社と提携・投資をするべきか」「投資・買収後のバリューアップを見据え、どのように一手を描くか」といったテーマに取り組んでいます。
3つ目はマーケットリサーチです。純粋なマーケットリサーチですので、コンサルティングとは近しい領域に位置しながらも、役割やアプローチは異なります。消費者調査や進出予定エリアの市場環境を網羅的に検証する必要がある局面において、専門事業として機能しています。
4つ目は運用です。日本の富裕層や機関投資家向けに、特に米国不動産を中心とした投資提案を行っています。米国の不動産投資、不動産開発投資のアドバイザリーを行うとともに、日本において米国の優良なファンドをセレクトし、日本の投資家様にご提案をする取り組みを行っております。アメリカには日本では聞いたことがない、優良なファンドが多数存在しておりますが、一口の投資額が大きく、かつ日本からはリーチできないことが多いため、そのような先に投資をするファンドを日本で運営をしております。

グローバルで価値を発揮するための姿勢と挑戦
RGF:御社の様々なコンサルティング領域のなかで、海外事業本部が担っているミッションについてどのようにお考えでしょうか。
「日本発の会社をグローバルにしていく」という考えを持ち、日本に限らず各国の顧客に最も貢献できる会社になるという事が、当社にとって非常に重要な価値観です。当社自身もそのような存在でありたいと考えています。仕事に向き合う上で、会社を単なるプラットフォームと位置づけ、弊社の理念である「個と組織の成長」という考えを組織運営の核に据え、個人が個人だけのために、組織が組織だけのために互いを利用しあうのではなく、社会・顧客のために相互で貢献していこうとする姿勢を大事にしています。そうした姿勢こそが、結果としてお客様からの信頼や評価につながってきました。このようなスタンスを日本だけではなく、当社の各国拠点においても実施できている点が、我々の存在意義であると捉えています。
RGF:業務を通じて、特にやりがいを感じるのはどのような点でしょうか。
良い意味でも悪い意味でもなく、「自分は日本人だな」と感じます。アメリカにはアメリカの、中国には中国の仕事の進め方があり、そのそれぞれが正解で、優劣ではなく「違い」だと捉えています。プロジェクトの進行にあたっては各国・各地域と協業するため、それぞれの違いを丁寧に汲み取り、調整を重ねながら、プロジェクトを完遂していきます。その過程を経て成果を出せたときは、大きなやりがいを感じますね。また、こうした違いを調整弁として繋いでいく役割、今後テクノロジーがどれほど発達しても人間が担い続けていく領域であると考えています。
RGF:少子高齢化などを背景に、日系企業の海外ビジネスを取り巻く課題は複雑化・緊急化しています。こうした中で、今後海外展開する上で重要なポイントはどのような点にあるとお考えでしょうか。
現在のトレンドとしては、日本企業が海外企業を買収するインアウト型のM&Aが中心ですが、今後はそれだけにとどまらず、日本本社の成長を見据え、海外の買い手を迎え入れる動きも検討していく必要があると考えています。例えば、ヨーロッパでのビジネス展開を目指す場合、現地企業を買収するだけでなく、ヨーロッパの企業に自社を買収してもらい、資本を取り込むという選択肢もあります。こうした動きは他国では一般的にみられますが、日本ではマーケット環境の難しさもあり、現時点ではまだ多くはありません。しかし、海外の資本を取り入れることで日本本社自体の成長が見込めるため、今後はもっとこのような流れが広がっていくのではないかと見ています。
クロスボーダーM&Aで選ばれる理由と今後の展望
RGF:日系企業の海外ビジネス支援という、非常に難易度の高い領域において、御社がクライアント企業様から選ばれている理由についてお聞かせください。
クロスボーダーM&Aの難しさの一つは、買い手側から高い専門性や知見が求められる点にあります。当社の大きな特徴として、日本に本社を置き、海外に拠点を展開する体制のもと、日本を基点としたプロジェクトの展開を推進しています。その上で各国の拠点と密に連携し、プロジェクトごとにその地域事情に精通したメンバーが必ず関与する体制を取っています。単に拠点がある、ネットワークがあると謳うだけで実際は現地を巻き込まない、というようなプロジェクト組成はしません。例えばインドネシアの案件であれば、必ずインドネシア拠点のメンバーをアサインします。案件の規模を問わず、地域性や対象企業の業種について高い知見を有するメンバーが対応している点はクライアントに価値を感じていただいているのではないでしょうか。また、M&Aにとどまらずコンサルティングやマーケットリサーチまでを同じ事業部内で一貫して提供できる体制があるため、買収後の対応も含めて任せられるという点がクライアントにとっても安心感に繋がっていると考えています。
RGF:御社の海外事業展開は2009年の中国事業部設立を起点に、昨年にはアメリカ企業のグループ化を行うなど、積極的に展開されてきた印象がありますが、今後の事業展望についてお聞かせください。
事業別では、クロスボーダーM&A、海外戦略コンサルティング、マーケットリサーチの各領域について、今後も引き続き拡大を予定しています。地域別では、競争環境の激しいアメリカ市場においては、まず現地の日系企業に基点を置いたビジネス展開を進めていく考えです。アメリカに限らず他の地域において、M&Aを起点として、その後のコンサルティング支援へと展開していくなど、今後もより多くのお客様との接点を広げていく計画を立てています。

お客様ファーストの姿勢を大切にできる方に来てほしい
RGF:御社で働く魅力について、また、どのような方に仲間として加わってほしいとお考えでしょうか。
働く環境は非常にフレキシブルで、個々の意欲や志向を汲み取ってくれる会社だと感じています。当社には、「海外のローカル市場に価値貢献したい」「日系企業の成長に貢献したい」といった思いや希望を実現できる体制があります。また、入社後に志向が変化した場合でも社内で展開している他の領域に挑戦できるキャリアステップがあります。
仲間として迎えたいのは、「お客様ファーストの姿勢を持ち、誠実に向き合える正直な人」です。お客様の状況を中長期的な視点でとらえ、目の前の課題に真摯に向き合えるかどうか。また、お客様のために当事者意識をもって行動できるかどうかは、言葉にすることは簡単でも、実践するには高い意識が求められますよね。経験値の有無にかかわらず、『自ら関わりたい』『価値を提供したい』というマインドで、お客様のことを考え抜き、チャレンジできる方にはぜひ仲間になっていただきたいと考えています。そのようなチャレンジを許容するカルチャーは十分に根付いています。
組織体制や運営は非常にフラットです。特に海外事業本部では海外との連携が発生するため、会議においてもリモート参加者が必ずいます。最近は私だけが会社に出社し、他のメンバーはリモートで会議に出席しているというケースも珍しくありません。

RGF:最後に、御社への応募を検討されている方へメッセージをお願いいたします。
当社は、日本にいながら多くの海外案件に携わることができるコンサルティングファームです。日系企業の海外進出において、自らが主役となり、プロジェクトを主導していける環境があります。また、キャリアの自由度が高い点も大きな魅力の一つだと考えています。こうした環境に少しでも興味をお持ちいただけた方にはぜひ仲間として加わっていただきたいと思います。
RGF:ありがとうございました。
グローバル企業で働くことは、グローバルに働きたい人や語学力を生かして働きたい人だけでなく、自分の可能性やワークライフバランスを求める多くの方にとって、多くのメリットがあります。
RGFプロフェッショナルリクルートメントジャパンでは、外資系・日系グローバル企業の案件を中心に、国内外のさまざまな優良企業の採用活動を支援しています。そのため、それぞれの方が求める最適なキャリアの選択肢をご紹介可能です。
「グローバルに働いてみたい」「より自分が輝ける場所で働きたい」「自分の選択肢を広げたい」といった方は、一度ご相談ください。業界経験豊富なコンサルタントが、みなさまのキャリアを全力でサポートいたします。